自己改革を目指して

自己分析を繰り返し短所を改善していく過程を見守る&活かせる事は共有していくブログ。

人を動かす原則その2。

人を動かす秘訣は、すなわち、
自ら動きたくなる気持ちを起こさせること
である。
人を動かすには、相手の欲しがっているものを与えるのが唯一の方法である。
人間の持つ最も根強い衝動は、
重要人物たらんとする欲求
である。
人間は何をほしがるか?
1.健康と長寿 
2.食物
3.睡眠
4.金銭、金銭によって買えるもの
などなど。数ある欲求の中に、一つだけなかなか根強く、滅多に満たされることがないものがある。それが
「自己の重要感」であり、フロイトの言う 「偉くなりたいという願望  」であり、デューイの言う 「重要人物たらんとする欲求  」である。
人間の持つ性情の中で最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。
他人のこのような心の渇きを正しく満たしてあげられる人こそ、他人の心を掴むことができる。
自己の重要感に対する欲求は、人間の特性である。
自己の重要感を満足させる方法は人それぞれ違い、その方法を聞けば、その人がどんな人物かわかる。自己の重要感を満足させる方法によってその人の性格が決まるのだ。
自己の重要感を渇望するあまりに、狂気の世界にまで入り満たそうとする人もいる。だとすると、我々が正気の世界でこの望みを満たすことにすればどんな奇跡でも起こすことができるはずではないか。
人の熱意を呼び起こすには、人を動かすには激励が必要だ。他人の長所を伸ばすにはほめること、はげますことが何よりの方法だ。気に入ったことがあれば心から賛成し惜しみなく賛辞を与える。
実際、ほめられて働く方が仕事に熱がこもり出来もよくなるのだ。
お世辞と感嘆の言葉は違う。後者は真実であり、心から出る。前者は真実ではなく、口から出る。後者は誰からも喜ばれ、前者は誰からも嫌われる。
人間は、何か問題があってそれに心を奪われている時以外は大抵自分のことばかり考えて暮らしている。
しばらく自分のことは置いといて、他人の長所を考えてみよう。他人の長所がわかれば、見え透いた安いお世辞は使わなくても済む。
人間は例外なく他人から評価を受けたいと強く望んでいる。
「深い思いやりから出る感謝の言葉を振りまきながら日々を過ごす。」これが人を動かす秘訣だ。
人の気持ちを傷つけることで人間を変えることは絶対にできず、まったく無益だ。
「役に立つこと、人のためになることは今すぐやろう。
どんな人間でも何かの点で私より優れている。私の学ぶべきものを持っているという点で。」
エマーソンにしてこの言葉あり、ましては我々凡俗はなおさらである。
自分の長所や欲求は置いといて、他人の長所を考えよう。
嘘でない心からの賞賛を与えよう。
心から賛成し、惜しみなく賛辞を与えよう。

与えた本人が忘れても、受けた相手は、いつまでも忘れないで慈しむだろう。

人を動かす原則
素直で、誠実な評価を与える。